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SHIO
KEN.
木質ハイブリット構法についての研究を行っています。
鹿児島大学工学部建築学科 塩屋研究室
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- 木質ハイブリッド構法 -
”鉄筋集成材を用いる木質ラーメン構法の実用化研究 ”
- 戦後、大量に植林された杉の伐採期を迎えるため、国産杉を大量に使用する技術が必要とされている。
しかし国産杉は、米松や米杉に比べて、強度や剛性が劣る。このような背景から、鉄筋集成材を開発した。 -
鉄筋集成材【SAMURAI】とは
溝加工を施した中に鉄筋を挿入しエポキシ樹脂接着剤で充填したひき材を用いて構成されたスギ集成材。
鉄筋集成材【SAMURAI】の特徴
① 梁せいを抑えて長大スパンを実現
② クリープ変形を抑えることが可能
一般の集成材に対して剛性(硬さ)と曲げ強度が約3倍。
梁として用いる場合は、鉄筋がクリープ変形を抑制するため、その効果まで含めると、一般の集成材に対して曲げ強度は6倍になり、梁せいを55%小さくできる。
鉄筋集成材の断面
鉄筋集成材を用いた試作棟(スパン18m)が国土交通大臣認定を取得して2014年に建設された。
また、CLT(Cross Laminated Timber) の建物への応用が開始されることから、
鉄筋集成材構法においても、CLTをスラブや壁に用いることが想定される。
研究内容(2023)
『鉄筋集成材梁の燃え代設計に関する研究』
鉄筋集成材の梁の燃え代設計の方法を確立する目的で、実大の鉄筋集成材の梁の60分準耐火試験を実施した。
『乾式接合を用いる鉄筋集成材梁に関する研究』
大地震時の残留変形を抑制するリセンタリング性能を発揮させる柱と梁の乾式接合の開発を試みた。
『鉄筋集成材柱の力学的特性に関する研究』
柱の弾塑性性状を明らかにする繰り返しの水平加力実験を行い、それらの荷重-変形角関係の骨格曲線の評価方法と解析手法を提案している。
『無損傷でエネルギー消費する回転形式のCLT連層耐震壁の開発』
回転変形を許容するせん断力伝達機構の提案とその水平加力実験を行った
塩屋の業績については、こちら
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